河野十全の真理生活研究所・人間社

「河野 十全」と「 真理生活研究所・人間社」

創始者の河野 十全〈こうの じゅうぜん 本名:河野 義(よしのり) 1897年~1998年・明治30年~平成10年〉は、 群馬県中之条町で生を受けました。

17歳で上京し、若くして実業家をめざし、人のやらない事を探り、人の何倍も働き、成功することができました。
しかし、終戦の時、焼け野原となった東京の街にたたずみ、 無謀な戦火の結末に対して、深い憤りとともに、衝撃的な絶望と虚無、無常観を抱きました。

そして、戦争という嵐の前には、宗教も哲学も、倫理、道徳も、無力だということを実感しました。
人間の愚かさと哀れさをしみじみと知り、真理に対する強い憧憬が生まれると共に、 神仏の存在、永遠絶対の根源的真理を探究することを決意したのです。

まだ40代でしたが、それまでの実業界から手を引いて、精神世界に身を投じ、 1955年・昭和30年、東京都新宿区百人町に「真生活グループ」を発足。
研究・出版部門として「真理生活研究所・人間社」を設立しました。

こうして、十全が真理探究の道を歩み50年、100歳を全うし永眠するまで、膨大な数の原稿と録音テープを残しました。
その研究の内容と教えは、機関誌「月刊人間」や単行本「気の十全真書」等でお伝えしています。
その内容は、宇宙大自然に生かされ生きている1人1人の人間が、その肉体のもつ力・働きが十分発揮できるように、 自然生活を実践していけば、成長発展の道を歩み、争いのない社会の実現につながるというものです。

具体的には、誰もが始められる自然生活法として、「寝禅ねぜん」をおすすめしています。

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